令和2年9月第21回定例会・10月決算委員会
9月定例会質問
1. 外郭団体等への補助金のあり方について
「尼崎市民共済生活協同組合補助金について」答弁:総務局長・課長
~ 【民間組合(企業)への人件費補助予算反対】 ~
★令和元年度分補正予算として令和2年2月補正にて総務委員会及び令和2年度予算総務分科会にてかなり突っ込んだ質疑を行う
*令和元年度2月補正予算にて
〇尼崎市民共済生活協同組合への人件費補助金
8,583,000円(令和元年四月~2年三月分)上程 「可決」
「維新の会」当局の補助理由を受け不本意ながら賛成
しかし、市民共済からは、2・3月の委員会、分科会での意見を受けて5月末の出納閉鎖期間を過ぎても請求がなかったため
補正予算8,538,300円の予算執行は無くなりました。
*令和2年度予算にて
〇尼崎市民共済生活協同組合補助金
1,992,000円(令和2年四月~六月分) 「維新の会 反対」
この予算も補正と同様なのでの予算執行されない予定。
今回、このような事案を受けて外郭団体に対する補助そのものや人件費補助に対するルールの策定を依頼し、又、議会で審議し補正予算は可決されたのも関わらず執行されなかったことに対しての考えは?
「当局」 外郭団体へのOB職員の斡旋及び人件費補助の在り方については明確な策定に向けて年度内を目途に進める。 45年間ルールが無かった部分が前進した。
予算の執行については、議会にて鋭意議論され可決頂いたもので、結果として執行されなかったことについては、大変申し訳なく思っており、今後こういった事態が生じないように留意する。
2. 公共施設の設計段階での説明の在り方について
これは、公共施設建設にあたり設計段階での住民説明において、住民の必要と思う優先順位と当局の優先順位に誤差があり、説明がされていなかった。(調理室に窓が無いという点)
今後、そういった漏れがないように全てを公表するマニュアル化を依頼し、その策定の約束を得た。
3. 財務諸表による施設・事業等のセグメント分析について
これは、現在の官庁会計(現金の動きしか分からない)から新地方公会計(企業会計、見えない経費も把握できる)を活用し施設や事業の費用対効果をセグメントごとに依頼してきた。
結果、施設別セグメント分析は行って頂ける事の確約が取れた。
令和2年10月決算特別委員会総括質疑
1. 園田西武庫線藻川の橋梁について
令和3年4月新複合施設(園田支所と園田地区会館の統合)供用開始の計画が出た。しかし、園田地区会館移設に対して住民からの反対(1.6万筆の署名)があった。
その反対に対し一つの好条件として新施設への移動が楽になる橋が遅くとも令和2年度末に完成予定です。と問題となった平成27年当時散々説明されている。
しかし、
・去年の12月中旬に県から令和6年3月に延伸の連絡があったが議会や市民へ伝えず
・用地買収を要する工事は8~9割遅れることが一般的だが伝えず
最重要である橋の開通の延期を伝えず、都合のいいことしか説明しない隠ぺいのような進め方は許せない!全てを説明するように訴えた。
2. 観光事業について・尼崎城址公園
尼崎城の今後の運営計画が「ずさん」
・将来の建て替え費用の積み立て未計画
・大規模改修する際には寄附で賄うと計画
・計画上で城址公園全体の支出を収入で賄えていない
年間1.1億円(市職員の人件費や修繕費用は含まれず)の運営費用が最低でも必要
役所特有の将来の事は将来考える。を表している
仮に失敗しても税金で補てんされ、
・自分たちの身分に全く影響がない
・責任を取らされない
・部署が変われば関係ない
だから将来の計画も、本当に「ずさん」です。独立採算で運営し、
観光の起爆剤として最大限活用してほしい!
3. 地方卸売市場事業費について
図のように尼崎市の中でも一等地に存在し甲子園球場の1.6倍の広さにも関わらず現在、3,800万円/年市が補助を行い元年度決算では、補助を除くと2,700万円/年の赤字。
今後、建替えに伴い民間の活用を行うのであれば利益を追求し、利益の一部を市に納入すべきである。
その覚悟を持って取り組みあの場所の資産に対して妥当な金額を市に繰り入れて頂ければいいが、その覚悟が無いのであれば地価の安い場所へ移設を要望した。